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大脳皮質(脳機能)

執筆者の写真: yuki onoyuki ono


大脳皮質(前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)とはシワシワの部分、いわゆる皆さんが想像する「脳みそ」のことです。


「脳みそ」なので人間が生きていく中で全てに関与します。


そんな大脳皮質と運動の関係とは?


 

・知的活動のほぼ全てに関わる

・意思、記憶、言語

・探索、動作、姿勢

・意識的感覚

痛みの制御

脳幹や脊髄の抑制


 

動作、姿勢


大脳皮質がうまく働いていないと、うまく動作をすることもできなければ、綺麗な姿勢を作ることもできない。

なので例えば「〇〇筋が硬いですねー」よく聞く言葉ですが、

その相手が運動やスポーツをあまりしていない人であれば、脳機能が衰えていると考えるのが妥当であるということです。


つまりその筋肉の萎縮は脳からのアウトプットでしかないのです。

そのアウトプットに対して揉み解したりしても、その場での快楽はあるかもしれませんが、根本の原因の解決にはならないのです。


 

脳幹(不安や恐怖)や脊髄(脊髄反射)の抑制

不安や恐怖を感じることにより痛みを過剰に感じやすくなる。


→筋の過剰な緊張の制御

私たちは普段立っていて「恐怖」など感覚的には感じていないとは思いますが、ベストな立ち位置、重心位置ではない。常に少しズレています。

それはスマホを見たり、近いものを見続けたりすることにより少しづつズレていきます。


これが抑制されることにより、過剰であった痛みが本来の痛みの強さに戻るので「あーこんなものか」となるわけです。


→発汗抑制


→過剰なエネルギー消費の抑制


 

・脳についての基礎知識


【左脳と右脳は脳梁によって接続されている】

左脳に入った情報は右脳にも、右脳に入った情報は左脳にも

よく言語中枢は「左脳」にあると言われていますが、必ずしも100:0ではないということです。


 

・動作を始めるまでの脳🧠のプロジェクト


1視覚、前庭覚、体性感覚でその環境の把握

2脳で感覚を比較し選択し統合する(この位置にいればこのボールをキャッチできるなど)

3安全であると判断(ここで筋の緊張がほどける)

※1〜3までが感覚神経

 

4筋の選択、収縮力の調整、力のコントロール

5動作

※4〜5までが運動神経


 

・筋トレは脳トレになるのか? 子供に筋トレをさせていいのか?


例えば子供の遊びの「木登り」

木を登る前に様々なことを考えます。

「この木はざらざらしているのか」「この枝は折れないのか」「どうすればうまく登れるか」など


いわゆる子供の運動やスポーツは3番の安全であると判断するまでにたくさん脳を働かせます。


一方でウエイトトレーニングはというと、

同じ重さで、同じリズムで、ほぼ安全も確保されていて、基本的には頭も動かず、四肢だけが動く

どう考えても脳トレにはならないです。


なので子供の頃から筋トレをすると身長が伸びなくなるという半都市伝説的な理由ではなく、単純に脳機能が衰えるという話です。

これは高齢者の方も同じです。

筋トレだけで言い訳がないのです。


 

今回は大脳皮質についての基礎編でした。

また今後も脳機能について書いていきます。


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