「ボディマップ」とは前回記事でも書いたように、自分の身体の「位置」「関節」「姿勢」「筋肉の状態」などを認識する「能力」のことです。
このボディマップのレベルが高いと目を瞑っていても、動かさなくても自分の足の向き、腕の位置、どっちの方が肩が上がっている、肩甲骨の位置など把握することができる。
ただこれらの事はほとんどの人が把握することができません。
なので私たちは動かしてみたり、場合によっては鏡の前で両腕を上げて目で見て確認しこれを把握します。
これがボディマップがより細かく行えていないという事です。
【私たちのボディマップは日々更新されている】
例)手術、骨折、タトゥー、視力低下
この中で痛みの無いものもありますが、こういった自分の身体に何かしら介入された場合は自分のボディマップを「再構築」しなくてはいけません。
例えば、サッカー選手が「裸足」で練習、リフティング、ドリブルなどしていたとして(裸足だと足の感覚受容器が地面に直接触れ情報が伝わってくることでバランスがよくなるなどメリットはあるが、、、)
普段からずっと裸足なのにいきなり試合で「スパイク」を履くといつものパフォーマンスは発揮できなくなります。
それはボールを蹴るタイミングや踏み込むタイミングなどが違うからです。
つまりは怪我などしていなくても何かしらの身体の変化があればボディマップの更新は絶えず行なっていかなくてはなりません。
【怪我の完治】
・構造的介入と感覚的介入
以前まで損傷部位のレントゲン、CTなどで組織的な損傷がなく、よくて可動域の確認をしてよければ完治、現場復帰となっていました。
ただ現在では「感覚的な介入」も基本となっています。
例えば「触れられている感覚」「温度」「痛覚」など
こういったものの修正がされていないと、細かな動作が上手くいかなかったり、その微妙な差により、再びケガをしてしまったりするからです。
【ボディマップ テスト・トレーニング】
1目を開けて腕をあげる
2目を瞑り腕を上げる
同じ高さ、場所に上がってくるかをチェック‼︎※ペアの人がいるとやりやすい
3他人が上がっている手に対して外力を加え、同じ位置に戻ってくるか
4触れられた位置、形状を正しく判断することができるか
・練習方
毎回上に挙げた手を目で見て、どれくらいズレているのかを確認し再度目を瞑り挙げなおす。
繰り返すことで徐々に修正されていく
今回は以上です‼︎
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