top of page

ボディマップ(体性感覚)

執筆者の写真: yuki onoyuki ono

皆さんボディマップという言葉を聞いたことはありますでしょうか?

ボディマップは、バランス能力、運動能力を高める為に非常に重要です。

 

【神経的トレーニング】

神経的トレーニングは

1ボディマップ(体性感覚)

2視覚

3前庭覚、バランス

4これらを統合

これらを順番にやっていくのが、基本になります。


そしてこのボディマップというのは、「神経的トレーニング」または「脳的なトレーニング」で最も

重要かつ、一番最初の土台となる部分だと言えます。


なので、この土台となる能力が身についていないと、「視覚のトレーニング」や、「前庭のトレーニング」をやったとしてもあまり効果が見込めません。


体性感覚上のシステムが不安定にもかかわらず視覚のトレーニングをやると場合によっては体調を崩してしまったりします。


それだけ重要であるということをまず理解してください。

 

【動き=情報】


どういうことか?

体性感覚上のシステムは普段立位の時、私たち人間は二足歩行なので常に足の裏から伝わってきています。


いわゆる地面から足の裏に伝わる情報によって、足の皮膚に対する圧であったり、立つ為に必要な筋群が働くことによって

・自分が今どこを向いているのか?

・前に傾いている

・後ろに傾いている

・今倒れそうなど

判断することができます。


そして動き=情報なので、体性感覚を極めていく上でどうなっていけばいいのかというと、、、、


目が隠されていても、正確な位置がわかるようになりましょうということです‼︎


私たちは常に地面から「情報」を受け取っています。

ただこれがご高齢になるにつれ、情報を受け取りづらくなります。(体性感覚が衰える)


ということは足の裏だけで自分の居場所がわからなくなるので、目にすごい頼ってみたり、足の裏に体重を掛ける為に重心を落としてみたり(猫背、骨盤後傾)、片足になる瞬間が怖いので、すり足になったりなどこういったエラーが起こります。


二本の足から絶えず情報を受け取ることができ、目で見なくても自分がどっちを向いていて、どっちに傾いているのかが分かることが重要になります。


これらの能力が低いと私たちは、バランス能力の低下や、筋出力の低下などに繋がってくるということです。


以前の記事で「痛み=構造」ではないと書きましたが筋の緊張は「バランス能力が低い」、「姿勢不良」もそうなんですが、「不安」などの感情があるだけで私たちは筋緊張を過剰に起こしてしまいます。


例えば「ビルの上での綱渡り」落ちたら死ぬという恐怖から私たちは筋肉を緊張させ、目も綱しか見れなくなります。

そういった「不安」「恐怖」の感情があるといつも通りのパフォーマンスを発揮できなくなるのです。



なので、体性感覚が鈍くなってくると自然にパフォーマンスは落ちると理解していただけるといいんではないかと思います。


 

【脊髄レベルを介して下から上に上がってくる情報】


体性感覚というのは、いわゆる脳から〜というよりかは「足の裏」「足」「手」「腕」等々を介して下から上に上がってくる情報ということです。


こういったものを確かめる為に主に3つのテストがあります。


「身体感覚テスト」

・ボディマップテスト(図式)

・タッピングテスト(触覚)

・重さテスト(筋感覚) 

※やり方は次回以降


これらのテストを行ってボディマップの有無を確かめていきます。


 

【自己所有感】


「皮膚」、「関節」、「筋」etc....

私たちはこれらから身体図式を得ている。

つまり私はこういう身体をしていて、こういう姿勢で、こっちを向いていて、こっちに体重が乗っていてなどをこれらから受け取っている。


これがなくなると「浮遊感」や「ふらつき」などが起こる。

こういったことが起こると当然転倒リスクが高くなるので、骨盤を後傾させ、膝が曲がり、脊柱をまるめいわゆる「猫背」のような姿勢になる。


 

【身体のイメージが事実と違ってもイメージの方が優勢になる場合がある】


よくゴルフや野球のスイングなどで「腰を回せ」という指導を耳にします。


ただ、実際は腰(腰椎)の可動性というのはかなり小さいです。

実際は胸椎、股関節、骨盤が回るのに対して、コーチがそういったキューイングをしてしまうと、腰が優勢的に回ってしまうことがあります。

そうなると本当に動きたい場所の可動不全に繋がるケースもあります。


 

今回はここまで‼︎

最後まで見ていただきありがとうございます。

いいね、コメントお待ちしております。


閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page